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侍者奉仕についてのQuestion



Q
  わたしの教会では、朗読唱者と答唱詩編先唱を侍者2人が祭壇前まで迎えに行き、朗読台まで案内しています。その後も、2人とも朗読台の後ろで立っています。
  教皇ミサなどを見ると、朗読者は一人で朗読台に上っていきます。案内とマイクなどの調整を兼ねて横にいることはできると思いますが、後ろに二人も立つ必要があるのでしょうか?
  第1朗読と第2朗読と福音が同じような形になっていますので、福音朗読の価値を強調性必が薄くなっているように思っています。どのように考えますか。(質問者:Oさん)

A   日本では「ローマ・ミサ典礼書」初版から、25年くらい前に出版された土屋義正神父(正しい漢字に対応していないため「土」とさせていただきました)の「ミサが分かるー使え合う喜び」(オリエンス宗教研究所、1989)が幅広く参考書として使われてきました。 その当時の日本では、参考になる本でありましたが、それ以降に発行された公式文書を先に参考していただきたいところです。その後出版されたオリエンス宗教研究所編「典礼奉仕への招き―ミサ・集会祭儀での役割」(オリエンス宗教研究所、2005)もありますが、 残念ながら後者も「ローマ・ミサ典礼書」第三版の「ローマ・ミサ典礼書の総則」を十分反映していないという印象をうけます。参考に公式文書の基本文献のリンクを最後に載せておきます。

  公式文書の中で朗読者また祭壇奉仕者・侍者の動きは細かく説明されていませんが総則の第3章の98-110に記述されていることに加え第5章・第6章に記載されていることはとても参考になりますが、見逃されがちです。そこでご質問の侍者の件を含め、注意していかなければならないことをあげます。

1  入際行列に福音聖書朗読書を持つことは薦められていますが、第1、第2朗読の朗読書はミサが始まる前に朗読台に備えて置くこととなっています。そして、主日の第1、2朗読は聖書朗読書を使うべきです。

2  聖書朗読奉仕者の誘導の必要性もどこにも指定されていません。

※  祭壇奉仕者、侍者の中に「式長」がいる場合、朗読者は朗読台に着く前に正しいページにひらかれているか、聖書朗読確認することは考えられますが、そのような確認をするのは本来、当番の朗読奉仕者の役割です。式長は原則として、司式司祭の近くに控えることを優先すべきなのです。

3  通常朗読台にろうそくを置くことはどこにも求められていません。但し、ご復活のろうそくはご復活徹夜ミサから聖霊降臨まで朗読台また祭壇のそばに置くことは薦められています。

  福音朗読の際朗読台の左右にろうそくを奉持している侍者を立たせる習慣が定着していますが、任意事項であり、で特に指定されているわけではありません。朗読された福音に対して敬意を表すために。逆説的な解釈になりますが、第1、第2朗読にそれに近い侍者の動きは誤解を招くので薦めできません。Oさんの指摘した通り教皇さまが主司式するごミサの時でも行われていません。

  朗読の妨げとなりうる侍者の配置は慎むべきと思います。特にほとんど役割のない侍者にとって待機するのは退屈なものです。落ち着きを保つのは低学年の子にとって困難なことです。公会議の前の自分の体験今でも鮮明に覚えています。

  恐縮ですが名古屋教区典礼委員会のHPの「典礼のひとくちメモ」「典礼における信徒の奉仕職」のところのご参照を薦めます。
(回答者:名古屋教区典礼委員長  Brendan Kelleher svd)

参考リンク

「ローマ・ミサ典礼書の総則〔暫定版〕」
「ローマ・ミサ典礼書の総則〔暫定版〕」修正箇所(第2版)
新しい「ローマ・ミサ典礼書の総則」に基づく変更箇所
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ご質問は、こちらから→Email:litqanda@ndlc.jp
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