名古屋教区典礼委員会
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受難の主日(枝の主日)

マルコによる福音(入城の福音マルコ11・1-10)

一行がエルサレムに近づいて、オリーブ山のふもとにあるベトファゲとベタニアにさしかかったとき、イエスは二人の弟子を使いに出そうとして、言われた。 「向こうの村へ行きなさい。村にはいると、すぐ、まだされものったことのない子ろばのつないであるのが見つかる。それをほどいてつれて来なさい。 もし、だれかが、『なぜ、そんなことをするのか』と言ったら、『主がお入り用なのです。すぐここにお返しになります』と言いなさい。」 二人は出かけて行くと、表通りの戸口に子ろばのつないであるのをみつけたので、それをほどいた。すると、そこに居合わせたる人々が、 「その子ろばをほどいてどうするのか」と言った。二人が、イエスの言われたとおり話すと、許してくれた。二人が子ろばを連れてイエスのところに戻って来て、 その上に自分の服をかけると、イエスはそれにお乗りになった。多くの人が自分の服を道に式、また、ほかの人々は野原から葉の付いた枝を切って道に敷いた。 そして、前を行く者も後に従う者も叫んだ。

         「ホサナ。
          主の名よって来られる方に、
              祝福があるように。
          我らの父ダビデの来るべき国に
              祝福があるように。
          いと高きところにホサナ。」

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マルコによる主イエスキリストの受難(マルコ15・1-39)

夜が開けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちとともに、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを柴って引いて行き、 ピラトに渡した。ピラトがイエスに尋問した。
   「お前がユダヤ人の王なのか。」
イエスは答えられた。
   「それは、あなたが言っていることです。」
そこで祭司長たちが、いろいろとイエスを訴えた。ピラトが再び尋問した。
   「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」
しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

  ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願いでる囚人を 一人釈放していた。さて、暴動のとき人頃しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという友人がいた。 群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求しはじめた。そこでピラトは言った。
   「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか。」
祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。そこで、ピラトは改めて言った。
   「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか。」
   群衆はまた叫んだ。
   「十字架につけろ。」
ピラトは言った。
   「いったいどんな悪事を働いたというのか。」
群衆はますます激しく叫び立てた。
   「十字架につけろ。」
ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。
兵士たちは、官邸、すなわち総督官邸の中に、イエスを引いて行き、部隊の全員を呼び集めた。そしてイエスに紫の服を着せ、茨の冠を編んでかぶらせ、
   「ユダヤ人の王、万歳」
と言って敬礼し始めた。また何度も、葦の棒で頭をたたき、唾を吐きかけ、ひざまずいて拝んだりした。このようにイエスを侮辱したあげく、 紫の服を脱がせて元の服を着せた。
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茨の冠
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そして、十字架につけるために外へ引き出した。そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を ムリに担がせた。そして、イエスをゴルゴタという所―――その意味は、「されこうべの場所」―――に連れて行った。没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けにならなかった。 それから兵士たちは、イエスを十字架につけて、
   分け合った、
   だれが何を取るかくじ引きで決めてから。
イエスを十字架につけたのは、午前9時であった。
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十字架を背負いて
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罪状が気には「ユダヤ人の王」と書いてあった。また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。
   「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で建てる者、十字架から降りて自分を救ってみろ。」
同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。
   「他人は救ったのに、自分はすけない。メシア、イスラエルの方、今すぐ十字架から降りるがいい。
    それを見たら、信じてやろう。」
一緒に十字架につけられて者たちも、イエスをののしった。昼の12時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。三時にイエスは大声で叫ばれた。
   「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」
これは、「わが神、我が神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。そばに居合わせて人々のうちには、これを聞いて、
   「そら、エリヤを呼んでいる。」
と言う者がいた。ある者が走り寄り、海綿に酸いぶどう酒を含ませて葦の棒に付け、
   「待て、エリヤが彼を降ろしに来るかどうか、見ていよう」
と言いながら、イエスに飲ませようとした。しかし、イエスは大声を出して息を引き取られた。


すると、神殿の垂れ幕が上から下まで真っ二つに裂けた。百人隊長がイエスの方を向いて、そばに立っていた。 そして、イエスがこのように生きを引き取られたのを見て行った。
  「本当に、この人は神の子だった。」
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磔
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