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典礼における信徒の奉仕職
―信徒としての司祭職―

会衆の一人としてE

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姿勢、所作・動作 その5

「お辞儀、会釈、挨拶」V

平和の挨拶のお辞儀

  きちんとした形で定着していませんと言わざるをえません。ルブリカの確認をしましょう。ミサの司式次第を引用します。

司祭は手を広げて言う。

「主の平和がいつも皆さんとともに」
会衆は答える。

「また司祭とともに」
助祭または司祭は、たとえば次のようなことばで会衆にすすめることができる。

「互いに平和のあいさつをかわしましょう」
一同は合掌して、「主の平和」を唱えながら相互に一礼をする。



  ローマミサ典礼書第三版のルブリカには幾分の変化がうかがえます。

ラテン語:
“Sacerdos,  ad populum conversus,  extendens et jungen manus.“

英語:
“The priest, turned towards the people extending and then joining his hands adds.”

ラテン語:
“Deinde, pro opportunitate, diaconus, vel sacerdos, subjungit.”

英語:
“Then, if appropriate, the Deacon, or the Priest, adds,”

ラテン語:
“Ut omnes, juxta locorum consuetudines, pacem, communionem et caritatem sibi invicem significant;
 sacerdos pacem dat diacono vel ministro.”

英語:
“And all offer one another a sign, in keeping with local customs, that expresses
 peace, communion, and charity.The Priest gives sign of peace to a Deacon or minister.”

※  正確さと分かりやすさの面から見て英語訳は、多少理解しにくいかもわかりませんが、いくつかの点は明確になっています。話す言葉に選択の幅がありません。そのままのことだけが許されています。
※  信徒の間にかわす平和のあいさつはすすめているだけです。
※  司祭と信徒の間にかわす平和のあいさつについて求められているのは次のことだけです。

司祭は手を広げて言う。
「主の平和がいつも皆さんとともに」
会衆は答える。
「また司祭とともに」

平和のあいさつの招きへの言葉を受けてどのような動作・所作が求められているでしょう。
「一同は合掌して、『主の平和』を唱えながら相互に一礼をする」としか書いてありません。

  以上のことを踏まえたうえで、実行しやすい仕方を提案します。

  招きの言葉を受けて直ちに左右に立っている信徒と顔を合わせ、目を合わせて、頭か首だけではなくて体を動かしましょう。そして手を合わせながら「主の平和」を相手が聞こえるような音量で話しかけながら一礼をする。それからすぐ後ろの人と同じようにあいさつを交わしましょう。それ以上あいさつの範囲を広げる必要性はありません。自然の流れで範囲が多少広がることもあるでしょうが、ミサの流れを妨げないように行動しましょう。何よりも平和のあいさつは一種の祈りであることを忘れないでください。


※  信徒の間にあいさつを交わすようの招きの言葉に続いて終わったはずが既に済ましたはずの司祭と信徒の間で再びあいさつは繰り広げられことをよく見かけことがあります。あいさつの重複となるので、慎みましょう。祭壇用のミサ典礼書また増補版(2014年)のミサの司式次第においても、オリエンス研究所発行、東京教区認可済みの「ともにささげるミサ―ミサ式次第―会衆用」(2014年7月10日、改訂版第13 刷発行)においてもそれについて指示はありません。

※  移民・移住労働者のために11か国語でミサはささげられています。それで平和のあいさつの仕方も豊富でそれぞれの文化と習慣を反映しています。国際ミサにおいて、日本語で捧げられているミサにおいて自分の慣れている習慣に従って平和のあいさつを交わしたい信者がいます。日本人の信者の間一種の戸惑いを感じる人は少なくありません。今の時点で日本司教団の典礼委員会は指示か指針を出していません。今後の課題となるでしょう。
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