典礼における信徒の奉仕職
-はじめに-

  私の感じるところ進行役を除いてこの役割を担うのは圧倒的に男性信者です。長年、それぞれの小教区独自の決め事なのかと不思議に思ってきました。ローマ・ミサ典礼書総則はこの奉仕職に関していっさい触れていません。 私は1993年以降、直接小教区の司牧に関わっていませんが、カトリック南山教会の英語ミサの司式をし続け、南山教会司祭館に居をおく身として、「奉仕」について1976年に来日して以来、私の経験から振り返ってみたいと思います。
  日本語の勉強を終えて、1978年から3年間、カトリック南山教会の助任司祭を務めさせていただきました。現在、その当時の中高生か青年会の子どもたちが青年会のメンバーになっています。当時の小中高生本人たちは定年退職の年齢に達しています。
  会衆席で、日本語のミサにあずかるとき、いろいろな興味深い出来事があります。たとえば、70年代青年だった人が自分の子供を私の隣に座らせたりする、聖体拝領の時、お母さんとなった当時の青年が赤ん坊をおんぶしているからと年かさの自分の子どもを私に預けました。
   ある日曜日、周りの会衆を驚かせた出来事は今でも覚えています。どうしてもお手洗いに行きたい子どもがいました。ところが、その子どものお母さんには生まれてから数月しかたっていない赤ちゃんを抱っこしていました。お母さん、小学生の時から私を知っていたので迷わずに赤ちゃんを私に渡しました。その赤ちゃんはぐっすり寝ていたので聖体拝領まで私に抱っこされたままでした。司式司祭ではないにしろ、司祭が赤ちゃんを抱っこしながら聖体拝領するのはどうなんだろうかとか、それ以外にもこのような話いっぱいあります。私にとってはいい思い出になったと同時に色々考えさせられました。

「奉仕」ってなんでしょう。

2015年9月末日  名古屋教区典礼委員会委員長  Brendan Kelleher svd
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