ひとくちメモ  その8

聖櫃
告解所、聖体拝領台、と聖櫃の共通点はなんなのでしょうか。
それは、残念ながら十分しられていない聖人・・・・11月4日が記念日です。教会史上の有名な聖アムプロスと福者パウロ6世と関係を持つ聖カロロ・ポロメオです。 伯父であるピオ4世によって、トレント公会議が終了した(1563)の翌年に若干26歳でミラノの大司教に任命されました。ミラノ教区のSynodus(1576)を招集し、 神学院の設置、聖堂に告解所と聖体拝領台を設けるなど教区の刷新をはかりました。また、前年(1575)に竣工したばかりのイエズス会のGesu教会にならって祭壇の中央に聖櫃の設置を命じました。 聖櫃を祭壇の中央に置くのは、Gesu教会が初めての霊でした。それ以前までの聖櫃を設置する場所についての歴史は実に興味深いものですが、また、いずれお話しましょう。

GIRM314-315(抜粋)では、聖櫃について次のように書いてあります。

Pro cuiusque ecclesiae structura et juxtra legitimas locorum consuetudines, St.mum Sacramentum asservetur in tabernaculo in parte ecclesiae pernobili, insigni, consqicua, decore ornate, et ad orationem apta.
Ratione signi magis congruit ut in altuari in quo Missa celebrator non sit tabemaculum in quo Ss.ma Eucharistia asservatur.
Praeslat pro inde tabemaculum collocari, et judicio Episcipi dioecesani:
a) aut in presbyterio, extra altare celebrationis, forma et loco magis convenientibus, non excluso verter altari quod ad celebrationem amplius non adhibetur.
b) aut etiam in aliquot sacello ad privatam fidelium adorationem et precationem idoneom quod sit cum ecclesia organice coniuctum et ehristifidelibus conspicuum.

314と315の間に多少の矛盾を感じる解釈者は少なくありません。a)とb)は逆にした方がいいという意見が多数のようです。聖櫃はそのまま内陣の奥に設置するとミサ中の信徒の注意がみ言葉の食卓とEucharistia(感謝と御聖体) の食卓以外に向く恐れがあります。ミサに参加する妨げにもなり得ます。ミサ中の司式者とその他の奉仕者の動きに迷いと戸惑いもしょうじやすい環境を生みかねません。
ミサ以外の聖体礼拝を考えれば、静かで落ち着いた、祈りやすい環境がのぞましいかと思います。いうまでもなく、ローマの大聖堂(Basilica)の場合、トレント公会議以前の習慣に従って御聖体の安置する場所は内陣外の小聖堂にあります。

(文責)名古屋教区典礼委員会  委員長  Brendan Kelleher svd.
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聖櫃


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