ひとくちメモ  その7

ミサにおける沈黙・黙想の機会・場
ミサの流れに沿って沈黙が進められているとき、たくさんありますが残念ながら充分生かされていません。 その再確認の機会になれば幸いです。

1)  回心の儀-招きの言葉の次にrubricaにこう書いてあります。
      Fit pausa silentii

2)  集会祈願前、司式司祭は"Oremus"(祈りましょう)を唱えた後にrubricaに
      Et omnes una cum sacredote per aliquod temporis spatium in silentio

3)  Rubircaにはありませんが、GIRM 45に次のような指摘があります。
      "lectione autem vel homilia peracta, et quae audierunt breviter
      meditantur."
      but at the conclusion of a reading the homily, all meditate briefly on
      what they have heard."
      「聖書朗読後または説教の後には、きいたことを黙想する。」
  Rubircaには「聞く」という字が使われていますが御言葉の場合、「聴く」という字が示唆する心の
  持ち方がここで求められます。

4)  よく見逃されていますが、「供え物の準備」のrubricaにこの言葉が記されています。
   "submissa voce dicens", "Si vero cantus ad offertorium non peragitur,
    sacerdoti licet haec voce orofere." 二回書かれています。

5)  間を置くべきところとして、"奉納祈願"(Oratio super Oblata/Prayer over the Gifts
  ーラテン語と英語の言葉は日本語と違う意味を持っていますー)を唱えて、感謝の祈りへの招き・
  導入の言葉を唱える前に間を置いてもいいと思います。 共同司式のミサの場合、この時点で
  共同司式司祭が祭壇に上がることになっています(GIRM215参照)。 同じように感謝の祈りの
  最期に"Doxology"とそれに答えての"Amen"を受けてすぐ主の祈りの招きの言葉を唱えずに間
  を置くこともできます。 心を入れ替えるため、これから交わりの儀に入るのを示唆する役割もありま
  す。

6)   聖体拝領後、祭器の清めも沈黙のうちに行うことも相応しい 一人ひとりの聖体拝領後の感
  謝を表す時間、オルガンなどでそれを誘う音楽を演奏してもいい。 準備する絶好の機会ではない
  でしょうか。

7)  祭壇の清めを終えた後、rubricaにこう記されています。
  "Pro opportunitate sacrum silentium,per aliquod temporis spatium."

8)  そして最後に"Post Communium"(拝領の祈り)を唱える前にrubricaに
  "Et omnes una cum sacerdote per aliquid temporis spatium in silentio orant,
  nishi silentium iam praccesserit."
  7)のとこの沈黙・黙想を設けなかった場合、ここで設けるとなっていますが、両方していいと思い
  ます。

  ミサ中にこれ程の沈黙・黙想機会があるのを考えれば深い祈りに支えられたミサができるでしょう。司式者としてミサに預かっている信者にこういう機会・場を提供する責任があると思います。そういうミサが増えるよう願いをこめて・・・

(文責)名古屋教区典礼委員会  委員長  Brendan Kelleher svd.
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