ひとくちメモ  その6

朗読台 −De ambone - The Ambo(GIRM309)
  いろいろな教会の写真を拝見して朗読台-The Ambo「御言葉の食卓」の意味は十分理解されていないという印象を受けます。 したがって、ここで「ローマ・ミサ典礼書の総則」309番のほぼ全文、ラテン語と英語を載せます。

ラテン語:

  Dignitas verbi Dei requirit utin ecclesia locus congruus exsistat e quo annuntietur et ad quem, inter liturgiam verbe. attentio fideli sponte convertatur.
  Convenit ut generatim locus huisumodei sit ambo satbilis et non simplex pluteus monilis. Ambo, pro cuiusque ecclesia structura, ita dispositus esse debet, ut ministri ordinate etlectores a fidelibus bene conspici et audiri possint.
  Ex ambone unice proferuntur lectioness, psalmus responsorius atque praeconium paschale; item proferri possunt homilia et intentiones orations universalis. Ambonis dignitas exigit ut ad eum solus minister verbi ascendat.

英語訳:

  The dignity of the word of God requires that the church have a place that is suitable for the proclamation of the word and toward which the attention of the whole congregation of the faithful naturally turns during the Liturgy of the Word.
  It is appropriate that this place be ordinarily a stationary ambo and not simply a movable lectern. The ambo must be located in keeping with the design of each church in such a way that the ordained minsters and lectors may be clearly seen and heard by the faithful.
  From the ambo only the readings, the responsorial Psalm, and the Easter Proclamation(Exsultet) are to be proclaimed; it may be used also for giving of the homily and for announcing the intentions of the Prayer of the Faithful. The dignity of the ambo requires that only a minister of the word should go up to it.

  英語の訳を読むとラテン語にない言葉が入っていることに気づきます。 "Lectern"と"Exsultet"は原文にありませんが文脈の意味上その必要性は認められます。 注意したいことの一つは"Locus"という言葉。 御言葉を朗読する台は内陣にその専用・特有の『場・空間』をもっています。 その『場・空間』を持つことによって、感謝の祭儀における御言葉の位置づけ、重要性は象徴的に、明確にしめされています。 そして内陣に朗読台は一つだけ設ける。便利さなどの理由でそれに似たもの、例えば、司式司祭の席の前に書見台を置くのは慎むべきです。 侍者はそのためにいるはずです。 侍者不在の場合、集会祈願でも祭壇に置かれたミサ典礼書から唱えることが認められていますが、ちょっとした工夫でその選択を避けられます。   もう一点はその"Ambo"が固定されています。その材質は祭壇と一緒の方が賞賛されています。簡単な"書見台"ではなくて"朗読台"という言葉は用いられています。 簡単に動かせるものかたたんで片づけられるものは”Ambo"として慎むべきです。 ヨーロッパなどの古い聖堂の朗読台、特にプロテスタントの教会の場合、"Lectionarium"(典礼聖書朗読書)か聖書を置く台は翼を広げている鷲の形になっています。
  朗読台から朗読された・唱えられたものとして答唱詩編に省略することも認められていません。 そして共同祈願の意向はよくまとめられたもの、簡潔なものは望ましい。 信徒の答えは意向に対しての祈りとなっています。 前半後半の意味はまたは役割を混雑することは避けるべきです。 "Homilia"(説教)は必ず朗読台から行われなくてよい。 司式司祭席からでもできます。 ただし、司教だけが原則として座ったままで説教ができるとなっています。

(文責)名古屋教区典礼委員会  委員長  Brendan Kelleher svd.
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